一般に包皮も性感帯の一部のため、包茎手術で余った皮を取り除くと感度が多少落ちると言われています。その効果を狙って、「早漏が治る!」なんていう宣伝をしている病院もありますね。
ただ、早漏が治るかどうかは包茎の種類によっても変わってきます。こちらのページでも紹介しているとおり、そもそも仮性包茎は早漏の傾向があり、真性、カントン包茎は遅漏の傾向にあります。
それが手術をすると、仮性包茎の場合は、皮がなくなることで感度が落ち、なおかつ普段から亀頭が下着に擦れて鍛えられるので遅くなる可能性があります。
しかし、真性、カントンの場合は、皮が剥けて、亀頭が鍛えられますが、そもそもセックス中も皮に守られていたのに、その皮がなくなってしまうので、逆に早くなる可能性があります。
もちろん真性、カントン包茎の場合、もともと遅漏の傾向があるので、多少早くなった方がいいかもしれません。ただ、真性、カントン包茎でも、早漏の人はいますので、その場合、守ってくれている皮がなくなり、余計早漏になる場合もありますので、注意が必要です。
これは当然、仮性包茎で遅漏気味の人にも言えます。皮がなくなり、余計感度が鈍くなり、さらに射精が遅くなる可能性があります。
ただ、仮性包茎でも、皮の量が多く、セックス中も皮が被るタイプだと、真性包茎などと同じで、邪魔な皮がなくなり、亀頭が刺激を受けやすくなるので、射精が早くなる可能性があります。
このように、包茎手術をしたからと言って、いちがいに早くなる、遅くなると言い切れないので、早漏、遅漏を理由に包茎手術を検討している人は注意をしておいてください。
ただ、皮がなくなって変わるのは、皮への刺激と亀頭への刺激の耐性だけなので、包茎手術をしただけで、そこまで大きく差がでることはないと思います。
実際、リョータローも手術をして早漏が多少マシになりましたが、3分くらいだったのが、5分くらいになった程度です(その後、いろいろ試して、さらに伸びていきましたが)。
オナニーで考えてもらえばわかりますが、余っている皮や亀頭を刺激せずに、サオの部分をしごくだけでも十分射精できますよね? つまり射精において、皮や亀頭というのは、重要な部分だけど、絶対的な要素ではないということです。
いくら皮や亀頭への刺激に影響を受けなくなっても、サオ部分の刺激で射精できてしまうわけですから、仮性包茎が治って皮や亀頭への刺激に強くなっても、めちゃくちゃ大きな変化は起こりにくいんです。