心因性早漏の原因と治療法【簡単・手軽に実践できる】

今回は、前回の過敏性早漏の記事に続いての第2弾、『心因性早漏』の原因と治療法の記事です。

 

 

 

そもそも早漏には、

の3つのタイプがあります。

 

それぞれの違いについては、下記のページを参考にしてください。

 

 

それでは、今回も心因性早漏の治し方の説明をする前に、まず心因性早漏になってしまう原因について説明をします。

 

心因性早漏になる原因が分かっていないと、治療法についても理解しづらいと思うので、まずは心因性早漏になってしまう仕組みを覚えてください。

 

なお、

という方は、こちらのリンクから治療法をご覧ください。

fa-arrow-circle-right　心因性早漏を治す方法

 

 

なぜ心因性早漏になってしまうのか? その仕組みと原因

心因性早漏は脳が興奮しやすく、性的刺激に敏感で、早く射精をしてしまう早漏のことです。

 

過敏性早漏は「ペニスが敏感」ですが、心因性早漏は「脳が敏感」と考えると、分かりやすいと思います。

 

 

なぜ脳が性的刺激に敏感になってしまうかと言うと、交感神経が活発になっているからだと考えられいてます。

 

「交感神経」は主に日中に活発になり、脳が興奮状態の時に活動する神経で、「副交感神経」は主に夜間に活発になり、脳がリラックスしているときに活動する神経です。

そのため交感神経が活発な状態だと、人間は神経が昂り、興奮しやすくなります。

 

 

なぜ心因性早漏の人は、交感神経が活発になってしまうかと言うと、理由はいろいろ考えられますが、

と考えられています。

 

 

 

前者のことからもわかるとおり、心因性早漏は比較的若い人に多いと言われています。

ある程度、経験を積んでくれば性的刺激にも脳が慣れてくるので、症状も落ち着いてきます。

 

 

セロトニンの量については、人それぞれの体質によりますが、セロトニン量の豊富な人ほど脳がリラックスでき、早漏にもなりにくいと言われています。

ちなみにうつ病の方は、一般的に脳内のセロトニン量が少ないと言われています。

 

あなたは「心因性早漏」!?該当するかが分かるチェックリスト

自分が心因性早漏に該当するかどうかは、下記のチェックリストで診断してみてください。

該当する項目に「〇」をつけて、最後にその数を数えてください。

 

女性経験がない、もしくは少ない
喜怒哀楽が出やすくて、感情をコントロールすることが苦手
女性とキスしたり、乳首を触られたりしただけで(ペニスに刺激を受ける前から)、イキそうになることがある
早漏用コンドームや塗り薬を使っても、あまり挿入時間が伸びない
うつ病、もしくはうつ病の傾向がある

 

「〇」が0個なのに早漏という人は、「過敏性早漏」「衰弱性早漏」など、他の原因が考えられます。

下記のページを参考に、自分のタイプをチェックしてみてください。

 

 

心因性早漏を治す方法(一時的対策)

心因性早漏を治す方法を紹介していきますが、今回も2つに分けて解説をします。

 

 

まずは前者の、その場で効果が見込める一時的な方法です。

この方法は脳をリラックスさせ、興奮状態を落ち着かせる方法です。

 

意識をそらす

まず最初の方法が、性的な興奮要素から意識をそらすという方法です。

これは、よく言われている方法なので、実践している人もいると思います。

 

例えば、セックスをしている際、

などです。

 

とにかく、性的に興奮するものを頭の中から排除していきます。

とくに男性は、視覚から得られる情報量が多いので、視覚からの性的刺激を抑えることが大事です。

 

また、耳栓などを使うのも方法の1つです。

セックス中、男性は女性の声などでも興奮します。

視覚ほどではないけど、聴覚からの刺激を抑えて、射精を遅らせることも可能です。

 

メリット

 

デメリット

 

呼吸を整える、深呼吸する

深呼吸など呼吸を整えることで、脳をリラックスさせることができます。

 

なぜかというと、深呼吸で脳内のセロトニン量が増えるからです。

心因性早漏の人はセロトニン量が低いと言われているので、セックスの直前などに呼吸を整えて、セロトニン量を増やすのは有効な方法です。

 

試験の前や大事なスピーチの前など「緊張する場面では、深呼吸をしましょう」と言われますが、これもセロトニン量が増えることで、脳をリラックスさせられるからです。

 

確実に効くわけではありませんが、セックスの前に手軽にできて、ある程度効果も見込めるので、ぜひ試してみてください。

 

メリット

 

デメリット

 

 

心因性早漏を治す方法(抜本的対策)

次は、心因性早漏を抜本的に治す方法です。

 

心因性早漏は脳が興奮しやすく、早く射精をしてしまうので、日頃から脳が興奮しにくい状態にすることが治療のポイントになります。

性的刺激に対して脳を強くしたり、脳内のセロトニン量を普段から高い状態にすることが重要です。

 

それでは具体的な方法を紹介していきます。

 

食生活を改善する

まず、普段からできる手軽な方法として、食生活の改善をおすすめします。

 

なぜかというと、食事内容によって脳内のセロトニン量が変わってくるからです。

セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られますので、それを多く含む食材を食べることが大事です。

 

具体的におすすめな食材は、

などです。

 

「セロトニンは脳内でトリプトファンというアミノ酸からつくられます。トリプトファンは、肉類、カツオ節、タケノコ、卵黄、バナナ、ピーナツ、アーモンドなどに多く含まれています。」

『砂糖をやめればうつにならない(生田哲)』

 

 

ピーナッツ、アーモンドなどは、手軽に食べられるので、リョータローもよく食べています。

リョータローがお気に入りなのは、このミックスナッツです。

 

メリット

 

デメリット

 

瞑想をする

次におすすめするのは、瞑想です。

瞑想をすると脳がリラックスするというのは、ご存知の方も多いと思いますが、これも瞑想によってセロトニン量が増えるからです。

 

実際に、ペンシルバニア大学の研究で、瞑想後にセロトニン濃度が増えたという実験結果もあります。

 

「ペンシルバニア大学のアンドリュー・ニューバーグ（英語版）は、深い瞑想状態や祈りの状態にある者の脳内の神経学的変化を研究した。ニューバーグによると、深い祈りを込めた瞑想は、上頭頂葉後部の活動を低下させ、血流を減少させていた。また瞑想者のメラトニンやセロトニン濃度は上昇し、コルチゾールやアドレナリン濃度は低下していた。」

『瞑想-Wikipedia』

 

瞑想は、毎日続けることが大事なので、1回あたりの時間は短くてもいいですが、定期的に行うようにしてください。

 

ちなみに、瞑想は心因性早漏の対策だけではなく、精神全般によい効果をもたらしますので、仕事や日常生活の面でもプラスの影響が期待できます。

 

メリット

 

デメリット

 

うつ病の薬を服用する

次の方法は、うつ病の薬を服用する方法です。

こちらは、あくまで医者に診断をしてもらい、処方してもらえることが前提です。

 

ただ、うつ病の患者がうつ病の薬を飲むと早漏が改善したという事例がよくあります。

 

セロトニン系は性機能を抑制するといわれている。逆にドーパミン系は刺激する。
(中略)。
以前から抗うつ薬の副作用を利用して,早漏の治療に用いられてきており,3環系のクロミプラミンが使用されていたが近年, SSR1も使用され,早漏に有効とする報告もみられる。

『コンサルテーション・りエゾンにおける SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)の臨床応用-脳と精神の医学 第16巻 第1号』(稲垣卓司 2005)

 

「５年ほど前うつ病と診断され、薬を服用していました。

(中略)

薬を服用している期間は、むしろその時間が長くなり、イクこともできない時期がありました。

それから症状も出なくなったので、薬をやめたところ、逆に早漏気味になってしまったのです。」

『うつ病の薬と早漏って影響あるんでしょうか？(教えて! goo)』

 

 

McMahon CGとTouma Kが94人の早漏患者を対象に1999年に行った実験でも、セロトニン系薬の有用性を示しています。

「パロキセチン」という脳内のセロトニン濃度を高める薬を4週間投与後、ELT(射精までの時間)が「0.4分(24秒)」⇒「4.5分(4分30秒)」に伸びたそうです。

 

 

 

ただし、薬の効果が効き過ぎると、性欲減退などの副作用も報告されていますので、注意が必要です。

 

メリット

 

デメリット

 

 

性経験を増やす

最後の方法が、セックスなどの性経験を増やしていくという方法です。

こちらは、脳内のセロトニン量を増やす方法ではなく、単に性的刺激に慣れさせる方法です。

 

実際、童貞など性的な経験が少ない男性は、セックスの際、興奮しすぎてすぐにイってしまうことがありますが、経験を積むにつれてだんだん射精をコントロールできるようになったりします。

これは、経験を重ねるごとに、脳が性的な刺激に慣れてくるからです。

 

性的な経験を増やすというのは簡単なことではありませんが、例えば、

とか、そういったことでも多少慣れさせることはできると思います。

 

とくにVR動画は、コストもそんなにかからないですし、それでいて本当に目の前に女の子がいるかのような体感が味わえます。

ですので、普通のAVを見るより、脳を鍛えることができるのではないかと考えられます。

 

ちなみにVR動画を見るためには、VRゴーグルが必要ですが、いまは数千円から格安で販売されています。

 

 

ただ、あまり安いと没入感がなくなり、リアル感があまり感じられません。

それだと、刺激になれる練習にならないので、お金に余裕があれば、ある程度上位機種がいいと思います。

 

下記商品は、フェイスブックの子会社が販売しているVR ゴーグルで、クオリティも高く、料金もそれほど高くないので、コスパのよい商品だと思います。

という方は、選んで損はないでしょう。

 

メリット

 

デメリット

 

 

リョータローが実践してみたこと

この中で、リョータローが実際にやってみたのは、

の4つです。

 

1. 意識をそらす

これはもう、定番中の定番ですね。

たぶん、早漏の方なら誰でもやったことがあると思います。

 

リョータローも10代の頃からよく行っていました。

目をつぶりながら、

とか、頭の中で計算したりしてました。

 

正直そこまで大きな効果はなかったですが、でも何もしないよりかは意識がそれるので、多少時間は伸びたと思います。

極端に長持ちすることはないですが、すぐに実践できるので、一応おすすめの方法です。

 

2. 呼吸を整える、深呼吸する

セックスの前に深呼吸をするというのも、やったことがあります。

確かに、深呼吸をすることで、少しリラックスできるような感覚になります。

 

正直これも、はっきり効果があったかどうかと言われると、微妙なところはありますが、一応すぐにできることなので、やっておいて損はないかなと思います。

 

3. 瞑想をする

リョータローは瞑想も行っていました。

もともとは、早漏のためではなく、「仕事で集中力が上がる」「ストレスが減って前向きになれる」など別の目的でやっていました。

 

これも直接的に早漏に効果があったかどうか判断が難しいですが、瞑想をしていた時期は多少長くもったりしました。

 

集中力が上がったりなど、瞑想の効果自体はあったので、早漏にも多少よい影響があったのかもしれないです。

 

4. 性経験を増やす

性経験を増やすについては、別に早漏を治すために意図的に増やしたわけではないです。

ただ、年を重ねて性経験が増えるにつれて早漏も改善してきたので、一応ここであげますね。

 

これはリョータローだけでなく、多くの男性が実感してると思いますが、経験を重ねると性的な刺激にも慣れてくるので、ある程度長持ちするようになると思います。

 

もちろん個人差があるので、もともと早漏の人が、めちゃくちゃ長持ちになったりはしないと思います。

それでも、脳が強くなることによって、興奮はしづらくなるので、早漏もマシになってきます。

 

 

 

心因性早漏についてのまとめ

以上が、心因性早漏の原因と治し方になります。

 

心因性早漏は、精神的なものが原因のため、過敏性早漏などに比べると、なかなか改善が難しいかもしれません。

 

ただ、対策のしやすさで言えば、手軽にできるものが多いので、それをいくつか併用することによって、多少効果が見込めるのはないかと思います。

 

とくに、セロトニンを増やすことは、早漏だけでなく日常生活でもよいメリットがありますので、ぜひ試してみていただきたいと思います。

 

心因性早漏を改善させる方法一覧

今回紹介した改善法と、グッズをまとめておきます。

 

意識をそらす

セックス中は目を閉じたり、九九を計算したり、性的刺激から意識をそらす。

 

呼吸を整える、深呼吸する

事前に深呼吸し、呼吸を整え、リラックスする。

 

食生活を改善する

セロトニンを増やす食生活を心がける。

 

瞑想をする

日頃から瞑想をし、セロトニン量が増えるようにする。

 

うつ病の薬を服用する

うつ病の薬でセロトニン量を増やす(お医者さんから診断を受けた上で)

 

性経験を増やす

性経験を増やし、性的刺激に慣れる。

パートナーがいない場合は、風俗やVRのアダルト動画なども活用する。