包茎手術を受けるというと、『上野クリニック』『ABCクリニック』などの包茎手術を専門に扱うクリニック(美容外科)が真っ先に思いつくと思います。
しかし、じつは町の普通の【泌尿器科】でも、包茎手術を受けることはできるんです!
しかも、そういった【泌尿器科】の方が、手術代も安く済む場合が多いんです。
ただし、泌尿器科の包茎手術にはいろいろな問題点もあるんです。
そのため『上野クリニック』『ABCクリニック』などの専門クリニックで手術を受ける方が多いんですね。
そこで、今回は、「泌尿器科VS包茎専門クリニック(美容外科)」と題して、両者の徹底比較をしたいと思います。
今回の記事を読むことで、次のようなことがわかります。
- 【泌尿器科】と【包茎専門のクリニック】の違い
- なぜ【泌尿器科】は手術代が安いのか?
- 【泌尿器科】の手術でも、傷痕はキレイになるのか?
- その他に【包茎専門のクリニック】よりも【泌尿器科】が劣るポイントはあるのか?
- あなたのペニス、希望に合うのは【泌尿器科】? 【包茎専門のクリニック】?
- 【泌尿器科】と【包茎専門のクリニック】、それぞれのメリット・デメリット
それでは、詳しく解説していきます。
泌尿器科と包茎専門クリニック(美容外科)の定義、大まかな違い
まず、はじめに今回の記事でいう「泌尿器科」「包茎専門クリニック」とは、どういう病院を指すのか、それぞれ説明をしておきます(あくまで、今回の記事で説明をわかりやすくために定義したもので、当ホームページ独自の基準です)。
泌尿器科とは?
「泌尿器科」は今回の記事では、町にある普通の泌尿器科クリニックを指します。
あなたも街中で、「〇〇泌尿器科」なんていう看板のあるクリニックを見掛けたことがあると思いますが、そういったクリニックのことですね。
こういったクリニックは、対応可能な科目が「泌尿器」なので、別に包茎手術に特化しているわけではありません。
たとえば、
-
排尿トラブル(頻尿、残尿感、血尿など)
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痛み関係(ペニスや睾丸に痛み、排尿の痛み、尿路結石など)
-
がん(前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がんなど)
など、泌尿器に関する病気、症状について診察・対応をしてくれます。
また、泌尿器科でも包茎手術をやっていないクリニックも数多くあります。
包茎専門クリニック(美容外科)とは?
「包茎専門クリニック」は、包茎手術を専門的に行っているクリニックを指します。
『上野クリニック』『ABCクリニック』などが有名ですね。
包茎専門クリニックでは、単に包茎手術を行うというより、見栄えをよくすることをウリにしており、スタンス的には「美容外科」に近いのです(処置する個所が泌尿器なだけであって)。
実際、「包茎専門クリニック」の中には、「中央クリニック」など、二重矯正などの一般的な美容整形手術を行っている病院もあります。
以上が、それぞれの特徴となります。
大まかにいうと、
泌尿器科 | 街中にある普通の泌尿器科を指す。包茎手術の見栄えは重視されない。 |
包茎専門クリニック(美容外科) | 包茎手術に特化したクリニックを指す。包茎手術の見栄えを重視する。 |
という感じです。
徹底比較! 泌尿器科と包茎専門クリニック(美容外科)
それでは、泌尿器科と包茎専門クリニック(美容外科)について、項目別に徹底比較して、その違いを紹介していきます。
比較する項目は次の5つです。
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手術代
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術式
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スタッフ、プライバシー対応
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相談、カウンセリング
-
技術力(術後の見栄え)
【比較1つ目】手術代の違い
泌尿器科の手術代
基本的に「泌尿器科」の方が、圧倒的に安く手術を受けることができます。
その理由は「健康保険」を使えるからです。
いわゆる「三割負担」で済むわけです。
そのため、「自由診療」なら10万円かかるところ、「健康保険」適用で3万円程度で済むのです。
実際、泌尿器科の包茎手術費用も「2~4万円」程度が相場です。
ただし、健康保険が適用できるのは、本当に手術が必要な患者に限られており、真性包茎かカントン包茎に限られます。
仮性包茎の場合は、健康保険を使うことができません。
泌尿器科の手術代(健康保険適用) | 約2~4万円 |
包茎専門クリニック(美容外科)の手術代
包茎専門クリニックの場合、健康保険ではなく自由診療の扱いになります。
そのため、実費負担になり、泌尿器科に比べると手術代も割高になります。
術式になどによって、料金は大きく変わりますが、「15~30万円」くらいはかかります。
ただし、クランプ式など、手間や時間があまりかからない術式の場合、健康保険を使わなくても5万円前後で受けられたりします。
包茎専門クリニックの手術代(見栄え重視する) | 約15~30万円 |
包茎専門クリニックの手術代(見栄え重視しない) | 約5万円 |
【比較2つ目】術式の違い
泌尿器科が行う術式
あなたが真性包茎もしくはカントン包茎であれば、泌尿器科の手術を受ける際、健康保険が使えます。
しかし、健康保険を使う場合、術式は術後の見栄えがあまりよくない「環状切開法」のみとなります。
fa-arrow-circle-right 「環状切開法」とは?
見栄えのよくなる「亀頭直下環状切開法」などは、健康保険では受けられないのです。
fa-arrow-circle-right 「亀頭直下環状切開法」とは?
健康保険はあくまで、「健康上問題がある、処置の必要性がある」場合に適用できるものです。
そのため、「亀頭直下環状切開法」のように見栄えをよくするための手術には、適用されないのです(仮性包茎の手術で健康保険が適用されないのも、処置の必要性が高くないからです)。
二重まぶたなどの美容整形が健康保険適用外なのと同じ理由ですね。
包茎専門クリニックが行う術式
包茎専門クリニックであれば、自由診療ですので、術式の制限はありません。
執刀医が対応できるのであれば、「亀頭直下環状切開法」はもちろん、どの術式でも手術が受けられます。
【比較3つ目】スタッフ、プライバシー対応の違い
泌尿器科のスタッフ、プライバシー対応
泌尿器科の場合、スタッフ、プライバシーの対応はほとんど期待できません。
各クリニックによって異なりますが、受付など女性スタッフもいるでしょうし、患者さん同士、待合室で一緒にもなるでしょう。
さすがに、
とかは言われないでしょうが、女性スタッフがいたりするのは、かなり恥ずかしいですよね。
包茎専門クリニックのスタッフ、プライバシー対応
逆に包茎専門クリニックは、スタッフは基本的に男性スタッフのみのところが多いです。
受付はもちろん、電話相談の対応は男性です。
また、プライバシーの対応として、患者さん同士が会わないように個別待合室を用意しているクリニックもあります。
なので、クリニックに入ってから手術が終わって出るまでの間、会うのは、
-
男性執刀医
-
受付の男性スタッフ
だけだったりします。
プライバシーを気にする方にとってはありがたいですよね。
リョータローが手術を受けたのは昔だったため、執刀医は男性でしたが、受付は女性で待合室も合同だったので、結構はずかしかったです。
そういったクリニックの場合、電話相談や受付で女性スタッフがいる場合があります。
【比較4つ目】相談・カウンセリングの違い
泌尿器科の相談・カウンセリング対応
泌尿器科では、そもそも包茎手術専用の相談窓口がありません。
事前のカウンセリングなどもなく、ほかの病気で診察を受けるときと同じような対応になります。
一応、電話をすれば、簡単な質問や相談はできるでしょうが、対応するのはただの受付スタッフなので、専門的な話はできません。
包茎専門クリニックの相談・カウンセリング対応
包茎専門クリニックでは、無料で相談窓口や来院してのカウンセリングサービスを実施しています。
対応してくれるのは、ドクターではありませんが、包茎専門のカウンセラーなので、専門的な話にもしっかり対応してくれます。
包茎手術を受けるか検討すると、聞きたいことや相談したいことなどが数多く出てきます。
ですので、こういった窓口があるのは、非常に助かると思います。
電話でいろいろ質問しても、
みたいな形で、すぐに来院の誘導をしてきたり。
など、すぐに手術を受けさせようとしてきたり。
こういう場合は、いったん落ち着いて、じっくり考えてから決めましょう。
【比較5つ目】技術力(術後の見栄え)の違い
泌尿器科の技術力(術後の見栄え)
ドクターそれぞれによって技術力に違いがあるので、いちがいには言えませんが、泌尿器科の場合、見栄えをよくする技術に関してはあまり期待できません。
これまでお伝えしてきたとおり、泌尿器科の包茎手術はあくまで「包茎を治す」ことが目的です。
美容整形外科のように、「見栄えのよさ」は、そもそも意識していないんです。
術式も「環状切開法」に限定されため、どうしても「ツートンカラー」になりやすくなります。
fa-arrow-circle-right ツートンカラーになる仕組み
また、手術代も安いので、そもそも時間や手間をかけて手術を行うことができません。
そのため、泌尿器科の場合、あまり技術力は期待できないのです。
包茎専門クリニックの技術力(術後の見栄え)
こちらもドクターによって技術力に違いはありますが、泌尿器科に比べると、圧倒的に見栄えはよくなります。
そもそも、包茎専門クリニックの場合、「包茎を治す」ことだけが目的ではありません。
「包茎を治す」+「見栄えがキレイ(元から剥けているように見える)」ことが目的です。
そのため、ドクターもできるだけ見栄えがよくなるよう意識して手術を行います。
また、術式面でも
-
亀頭直下で切開
-
包皮小帯を温存
したりできます。
下記記事でも紹介しているとおり、亀頭直下で切ったり、包皮小帯を残すことは重要です。
そのため、単に「包茎を治す」技術力では、泌尿器科と差はありませんが、「見栄えがキレイになる」技術力では、大きな差が出ると言えます。
泌尿器科 | 包茎専門クリニック | |
手術代 | 約2~4万円 | 約15~30万円 ※クランプ式なら約5万円 |
術式 | 環状切開法 | 亀頭直下環状切開法など |
スタッフ・プライバシー | 女性スタッフなどがいて、配慮されていない | 男性スタッフのみなど、配慮されている |
相談・カウンセリング | ほとんどない | 専用の相談窓口がある |
技術力(術後の見栄え) | 見栄えが良くない | 見栄えが良い |
あなたの要望別おすすめクリニックと術式
あなたのペニスの状態と希望に合わせて、最適なクリニック、術式を紹介します。
仮性包茎の場合
仮性包茎で見栄えを「重視する」なら…… | 仮性包茎で見栄えを「重視しない」なら…… | |
クリニック | 包茎専門クリニック | 包茎専門クリニック |
術式 | 亀頭直下切除法+小帯温存 | クランプ式の環状切開法 |
手術代 |
約15~30万円(自由診療) | 約5万円(自由診療) |
クリニックの選び方 |
見栄えを重視で病院を選ぶポイント | コスパ重視で病院を選ぶポイント |
真性包茎、カントン包茎の場合
真性包茎かカントン包茎で見栄えを「重視する」なら…… | 真性包茎かカントン包茎で見栄えを「重視しない」なら…… | |
クリニック | 包茎専門クリニック | 泌尿器科 |
術式 | 亀頭直下切除法+小帯温存 | 環状切開法 |
手術代 |
約15~30万円(自由診療) | 約2~4万円(健康保険適用) |
クリニックの選び方 |
見栄えを重視で病院を選ぶポイント | とくになし |
参考ページ