今日は、包茎手術のデザインについて、詳しく解説していきます。
「よく、包茎手術で『デザイン』という言葉が出てきますが、一体何のことを指すかご存知ですか?」
デザインは、術後の見栄えをよくする上でとても大事な部分ですが、正確にわかっている方はあまりいないのかもしれません。
今日は、
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包茎手術の「デザイン」とは、一体どんなことを指すのか?
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「デザイン」をする上で、大事なポイントは何なのか?
について、イラストを交えてわかりやすく解説していきます。
そもそも「包茎手術のデザイン」とは?
はじめに、包茎手術のデザインについて説明をします。
ざっくり言うと、デザインとは
を言います。
包茎手術では、余分な皮を取り除くためにメスで皮膚を切っていきますが、事前に「どの部分を切っていくか」というラインを決めます。
そのことを「デザイン」と言うのです。
例えば、亀頭直下切除法という術式であれば、亀頭の真下を切開するようにデザインしますし、環状切開術であれば、陰茎の中央部を切開するようにデザインをします。
また、余った包皮を取り除くので、根元側も切開するラインを定めて、どれくらいの量を切り取るかなど決めなければいけません。
こういった、切開するラインや位置を決めることをデザインと言います。
このデザインの決め方によって、術後の見栄えというのは大きく変わり、医者の技量が問われる部分でもあります。
クランプ式の手術であれば、器具が自動的に切除ラインを決めてくれます。
しかし、フリーハンドで切開をする場合は、 医者によってデザインが変わり、術後の見栄えも大きく変わってくるんです。
デザインで見栄えを左右する4つのポイント
それでは、「デザイン」で大事なことを挙げていきます。
重要なポイントは次の4つです。
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傷口の位置をどこにするか
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包皮小帯(裏スジ)の形成
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切除する包皮の長さ
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傷口の円周の調整
4番の「傷口の円周の調整」については、あまり知られていないことですが、デザインをする上では重要なポイントですので、詳しく解説していきます。
1番~3番についても、よく知らない方もいると思うので、合わせて解説していきますね。
【デザインのポイント 1】傷口の位置をどこにするか
まず1番重要なのは、傷口の位置をどこにするかです。
これは皆さんもよく知ってるかと思いますが、上記でも挙げた、亀頭直下に傷口を作る状態が、1番見栄えがいいと言われています。
カリの真下に傷口が隠れますし、ツートンカラーにも見えにくいので、見栄えで言えばナンバーワンです。
環状切開法と呼ばれる陰茎の中央部に傷口が残る術式だと、傷口を境にはっきりとしたツートンカラーになりやすいので、手術したことがすぐにわかってしまいます。
そのため、亀頭の真下に傷口がつくようにデザインすることが大事です。
【デザインのポイント 2】包皮小帯(裏スジ)の形成
デザインで大事な2つ目のポイントは、包皮小帯を温存するということです。
いわゆる裏スジを残すか、残さないかです。
亀頭直下を沿うように切開をしてしまうと、通常、包皮小帯もなくなってしまいます。
本来あるものがなくなるわけですから、当然見栄えの面では落ちます。
そのため、包皮小帯の部分は残るように、V字の形で切除ラインをデザインすることが大事なんです。
包皮小帯が残ることで自然な仕上がりに見えますし、大事な性感帯ですので、感覚が落ちることも防げます。
ただ、単に余った包皮を切るのとは違い、包皮小帯を残すのは医者の技術力が必要なため、包皮小帯を残す術式をやっていないクリニックもあります。
また、残し方も病院によって異なり、「亀頭部分の包皮小帯」のみ残し、「サオ部分の包皮小帯」は切ってしまう場合もありますので、事前に確認しましょう。
ちなみに、包皮小帯を残す病院でも料金帯を分けて、包皮小帯を残す場合はプラス料金がかかることもあります。(そのため格安料金を謳っているクリニックでも、この包皮小帯を残す術式でお願いすると、プラス料金がかかり、それなりの料金になったりします)。
【デザインのポイント 3】切除する包皮の長さ
3つ目のポイントは、切除する包皮の長さです。
切除する包皮の量が多いと、勃起時に皮が突っ張ってしまって、痛みが出る場合があります。
また逆に、切除する量が少なすぎると、皮が余ったままで包茎のままになってしまいます。
そのため、勃起時に皮が突っ張らず、痛みが出ないくらいの切除量にすることが大事です。
ちなみに、勃起時の適切な包皮の量を測るためには、包皮をぐっと伸ばして、皮膚の過伸展と呼ばれるものを確認します。
このとき、無理なく伸びる部分までは、勃起したときも無理なく伸びますので、そのラインを見極めてデザインをしていきます。
【デザインのポイント 4】傷口の円周の調整
最後のポイントが、傷口の円周の調整です。
傷口の円周とは、包皮の傷口部分である円周の長さのことです。
縫合の際、くっつける部分ですね。
包茎手術で切除ラインと言うと、亀頭側の切除ラインが頭に浮かぶと思います。
しかし、包皮を取り除くわけですから、当然もう一方も切開をして、包皮を取ってあげなければいけません。
要するに、亀頭側と根元側で、2箇所ぐるりと切開するわけです。
ただ、亀頭側の切開の方が傷口が残る部分ですし、包皮小帯の温存なども関わってくるため、どうしても重要視されてしまいます。
根元側は、単にぐるりと1周切ればいいだけなので、けっこう軽視されがちですが、実は見栄えを考える上では、こちらも大事なポイントなんです。
なぜかと言うと、根元側を単に切っただけだと、亀頭側の傷口と根元側の傷口の円周の長さが合わなくなるからです。
ペニスは場所によって太さが変わってきますし、亀頭側は亀頭の形に合わせて斜めに切開していきますので、 根元側も普通に切っただけでは、長さが合わないのが普通です。
長さが合わない状態で縫合をすると、最後に余りが出てしまいます。
当然、その部分は無理やり皮を寄せて縫合しなければいけないので、見栄えも悪くなります。
そのため、デザインの段階で、傷口の円周の長さを合わせる必要があるわけです。
やり方としては、切開の際、亀頭部分の切開ラインの長さに合わせて、根本側の切開の長さを調整します。
角度をつけると、そのぶん傷口の円周は長くなりますし、平行に切れば、円周は短くなります。
根元側の傷口が、亀頭側の傷口の円周に合う長さにピタリと合うのが理想です。
もちろん、ペニスの形は人それぞれ異なっていますので、どの程度の角度をつけて、どの程度の円周の長さにするかは毎回変わってきます。
下手な医者は、傷口の長さを考えず、そのまま切開してしまう場合があります。
そうすると、きちんと傷口の長さを考えてデザインしてくれる医者とは、見栄えの部分でだいぶ違いが出てきます。
今回のまとめ
以上、包茎手術のデザインについての解説でした。
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傷口の位置
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包皮小帯(裏スジ)の形成
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切除する包皮の長さ
この3つについては、他のホームページや病院の案内などでも紹介されているので、ご存知の方も多いと思います。
「ただ、4番目の『傷口の円周の調整』については、あまり紹介しているホームページもないですし、知らなかった方もけっこういるんじゃないでしょうか?」
正直、見栄えの部分で言えば、傷口の円周の長さより包皮小帯の温存の方が重要です。
傷口の円周の調整については、最悪、多少包皮が余っても、そこまで大きくは目立ちません。
ただ、できれば傷口の調整があった方が見栄えがよくなるのが事実ですし、傷口もピタリと合うので完治のスピードも速いと言えます。
決して軽視してはいけないポイントです。
デザインで重要な4つのポイント
改めて「デザイン」のポイントをまとめます。
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傷口の位置
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包皮小帯(裏スジ)の形成
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切除する包皮の長さ
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傷口の円周の調整